MKディスタンスの1500mに4人が参加しました。
このうち3人は初めての1500mになります。800m以上の中距離となると抵抗を感じることが多く、1500mとなると尚更です。
もちろん距離が長い方がきついとか、走るのが難しいなどということはありません。それぞれの距離特有の苦しさがあるだけで、そこに個人の得意苦手意識が出来上がってしまうのだと思います。
幸いにも現在はクロスカントリーのシーズン中ということもあり、すでに3km以上の距離を走っています。もしこれがトラックの短い距離を走っている最中なら心理的な壁も大きかったかもしれませんが、「クロスカントリーの半分だよ」と考えると気持ちも軽くなったのもあると思います。
みんなで挑戦してみる、特にこの年代にとっては仲間が一緒にやるというのは大きな励みになったでしょう。
ある程度練習の経験を積んだランナーなら、現在の練習の出来に対してこれくらいだろうという想定のもとレースの戦略やペース配分を事前に考えます。
こちらの想定を良くも悪くも超えてくるのがジュニアの年代なのかなと考えています。もちろん事前に「このペースに〇〇mまで頑張ってついていく」などの指示はしますが、記録など特定の結果への期待よりもどのように走るのか、苦しくなった時にどんな傾向が出るのか、そんな興味で見ていました。
初めてのチャレンジに具体的な指示など出しようもないというのが本音です。選手本人が経験して学ぶのが一番、それを私自身も見て学んで、ちょっとずつ必要な指示を出していくものなのかなと考えています。
いざレースが始まるとそれぞれで傾向が異なってきます。
「ちょっと飛ばし過ぎじゃない」と思えば「もっと前に行きなよ」と逆に感じることも。もうダメかなと思ったらすごく粘ってついて行ったり、そんなラストスパートどこに隠し持っていたのと言いたくなるようなことも。
一つのレースの中で一番心境を揺さぶられたのは私自身かもしれません!笑
ゴール後は応援に来ていた親御さんたちと一緒にみんな集まります。反省というよりは誰か1人が感じた思いをぶちまけると続いてまた別に誰かがぶちまける、雨の中でしたが笑みが溢れる温かい雰囲気でした。
彼女たちが今後どう変化していくのかは楽しみなところです。記録の面もそうですが、走りの傾向がどう変わるか、ゴール後にどんな言葉が出るようになるのか、色んな変化に期待したいところです。
ジュニアのランニングクラブという形ではやっていませんが、繋がりの中でチームの形になってきていることを嬉しく思います。
すごく楽しませてもらった記録会でした。
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