筋トレでメニューを組む時 運動連鎖について

補強運動として筋力トレーニングを行う人は多いと思います。筋力を強化してパフォーマンス向上につなげたい、故障の予防をしたいなど目的はそれぞれあると思います。しかし自身の状況、目的に応じた運動を適切に行わなければ中々効果は実感しづらいのが現実です。


今回は筋力トレーニングを目的に応じて行う上で大切な運動連鎖(キネティックチェーン)について紹介します。
人の動きは一つの関節ではなくいろんな関節が連動することで成り立っています。そのため左で説明したように一つの動きが他の動きにも影響を及ぼします。パフォーマンスにつなげる筋力トレーニングを行いたければこの運動連鎖を考慮した運動を行う必要があります。また自身の弱い部位に重点を置き、故障予防や弱点強化に取り組む場合にはあえてこの運動連鎖を取り除く事を用います。

目次

  運動連鎖とは

運動連鎖とは、とある関節が動くと隣り合う関節が連動して動くことです。例えば立った状態で膝を曲げるとそれに伴って足関節、股関節が動きます。肩が丸まると背中も丸まり、言わば猫背の姿勢になります。それに伴って腰も丸まり、骨盤の後傾が起き、膝が前に出て、足首の角度もつきます。結果、肩で起きた問題が連鎖により足部にまで影響を及ぼすことになります。

閉鎖的運動連鎖(クローズドキネティックチェーン)

閉鎖的運動連鎖とは末端部位(手足)が固定されて動かない状態のことです。ランニング動作も足が地面についているため閉鎖的運動連鎖ということになります。下のスクワットの写真も足が地面について動かないため股関節、膝関節、足関節の運動連鎖が起きます。つまり閉鎖的運動連鎖ということになります。

筋肉間、関節間の連動性を高め、力の発揮につなげる場合には閉鎖的運動連鎖を用いた種目選びが必要です。基本的に立位の状態で運動を行う場合は地面に足がついているため閉鎖的運動連鎖になります。それならランニングは閉鎖的運動連鎖なので筋トレも全部立ってやれば良いのかと思うかもしれません。誰にでも弱点はあります。

例えばランニング時に左が接地すると膝が内側に入ってしまいます。この動作の改善のためにスクワットで筋力強化を狙います。しかしスクワットでもしゃがんだときに左の膝が内に倒れてうまくコントロールできない場合、このまま続行すると悪い癖が身に付く、さらに膝に負担をかけるなどして痛める可能性もあります。問題はどうやら左股関節にありそうです。左股関節の動きに重点を置きたい場合、用いるのが開放的運動連鎖(オープンドキネティックチェーン)です。

開放的運動連鎖(オープンドキネティックチェーン)

開放的運動連鎖とは末端部位(手足)が自由に動く状態のことです。力の逃げ場があるため一つの関節を動かしても隣合う関節に影響を及ぼしません。上記の例で股関節に重点を置いて弱点を強化したい場合などに有効です。下の写真は立った状態で行っていますが、左足は地面から離れています。そのため左の股関節の動きが膝や足首に影響を与えないため、臀部の強化に重点を置くことができます。

このように大きく2種類に運動を分けることができます。どちらが良いということはありません。今日の練習の目的は何かを明確にして、どのように運動を選択するのかが大事になります。

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