伊万里ハーフマラソン2026

昨年に引き続き、地元の佐賀県に帰省中に伊万里ハーフマラソンに出場しました。
家族、親戚が応援に来てくれることもあり、いつもよりも少し気合いが入ります。特定の結果を期待されてるとか、そんなことはないものの、やはり知っている人たちの前では頑張る姿を見せたいと思うものでしょうか。

最近の練習の状況を考慮すると昨年よりは速くなっている実感はあります。(ちなみに1時間11分51秒が昨年のタイム)1時間11分は切れる、10分はもしかしたら切れるかもしれない。そんな状態です。

「この記録を出したい」という思いはあるもの、最近は練習を積んで徐々に身体が仕上がっていく感覚に楽しさを感じています。ある程度状態が良くなってくると「今ならこのくらいでは走れるんじゃないかな」という自分自身への疑問というか興味を試す機会としてのレースでしょうか。
練習である程度の予測はできる。ただ実際に思いっきり今の力をぶつけてみないことには分からない領域というのは必ず存在し、その場としてのレースだと思います。レースの楽しみと自己探求とは密接なものかもしれません。

レース会場に入り、ウォーミングアップを始めると緊張感も出てきます。この緊張するという感じが嫌なようで、ただこうやって緊張感を持って取り組める何かがあるというのは嬉しくもあります。

気温は5℃前後と低く、直前まで走る格好になりたくないのが正直なところ。上着をスタート前に受け取ってくれる人がいるのは非常に助かります。
力の近い人の集団で走ることがやはり力を発揮する上でも大事になります。今大会はどうやら目標タイムの高い人から順にゼッケン番号が振り分けられているようで、私は21番。昨年が24位なので妥当なところです。
マークする選手を見つける上でも参考になり良かったです。

スタートを切ると200mほどで左折し道幅が狭くなるので、走りやすい位置を取るために勢いよくスタート。周りも同じ考えの人が多く、曲がるまでは結構飛ばします。

最初の1kmは3分10秒くらいで予定よりも速くはありますが、そこまで速く感じない。先週に5000mを走っていたことが役に立ちました。もちろんこのままのペースでは走れないので、集団のペースが落ち着いてくれないかなという気持ちも。1時間10分を切るには1km平均3分19秒となるので、3分18−20くらいになってくれるといいなと思いつつ、着いていく集団は5kmくらいまではやや速く3分15,6秒を刻んでいきます。

ものすごくきついわけではないけど、やっぱりちょっと速いなという気持ちが拭えないまま集団で粘ります。
10km過ぎにコースの最難所となる登り坂があり、できればここまでは余裕を持ちたいというの理想でした。
ただ理想通りの展開という方が珍しく、その時の状況にうまく対処していくのがレースです。

10kmの通過は32分50秒ちょっと。33分10秒くらいで通過できればいいと思っていたので展開としては予定よりも速いペースです。
10人ほどで走っていた集団が登り坂の開始とともにばらけ始めます。できれば余裕を持ちたいという理想を祈る気持ちが強かった自分は、「さあここからいくぞ」という強い気持ちを持っていたであろう人たちから置いていかれます。

やはり変化というのは人をふるいにかけてきます。今回はふるい落とされました。


「現状はこうなんだから、理想なんかさっさと諦めて、覚悟を決めて進め」

望ましくない状況でも、現状を素早く受け入れる。

やっぱりこれができるかどうかは何事でも大切です。

1kmくらい続く頂上の見えない登りは精神的にもしんどく、脚にも結構ダメージを感じますが、逆にこうなるともう腹をくくって残り半分耐えていくしかありません。

15kmでラップを確認すると1時間10分を切るのは難しくなっているのが分かりました。第一目標が難しくなると、すぐに第二目標に気持ちを切り替えます。
自分を引き上げる目標からこれ以上落ちないための目標とも言えるでしょうか。

4人ほどの集団で進みます。この位置だと入賞がかかっているとかはないのですが、やはりみんなこの集団内では負けたくないというのがあります。そうなると力を温存するために前に出たくないというのが心境です。ただ前に出たくないからとみんなでペースを落とすと目標の記録からは遠ざかってしまいます。

着いていく方が楽だから。ただ時には自分の目標達成のためには輪から抜け出すために変化を起こさないといけない。
レースのこのジレンマは人生の教訓でもあるように感じます。

覚悟を決めて18km過ぎの最後の登り坂で集団の前に出てペースアップ。19kmあたりでみんなが応援してくれているのが分かっていたので覚悟を決めて一か八か変化を起こしてみました。

まぁ、もちろんきつい。ただ覚悟を決めた時はきつさへの耐え方が違う。10kmの上り坂の時との違いです。

義姉が「今15位だよ」と叫んでくれます。
15位と16位で何か違うのかというと特別な違いはありません。ただキリのいい数字があると目指したくなるのが人間の性なのかもしれません。

なんとしてでも抜かれまいと小細工なしで必死に逃げます。ここでいう小細工とは、あえて一旦抜かせて最後に抜き返すという作戦。


残り100mくらいで抜かれてしまい16位でゴール。記録は1時間10分46秒でした。去年よりは1分ちょっと速くなり、2ヶ月前の世田谷246ハーフマラソンよりは3分弱の進歩です。

「悪くはないのだけれど、もう少し走れると思ったけどな」というのが正直なところです。

どんな結果であれ、振り返ると「あそこをああできたなとか、もう少しあの手の練習をしてたら違ったかな」とか思うことはあります。これをべらべら口にすると言い訳がましいのですが、しっかり内省として使い、次への準備の材料として使えれば役に立つとことだと思います。
分かれ道はの結果をちゃんと受け入れることができるかどうか。現状を受け入れて進めるかどうか、なような気がします。

30年近く走ってきてまだまだ上手とはいえませんが、上手になっているとは思います。

レースに参加して、全力で走ってみると、否定しようのない現実を突きつけられます。やって見たからわかる現実を受け入れて、次の糧にする。そうやっていく自己探求のためのレースの楽しみ方なんだなと最近はレース後によく感じています。

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