Malvern College Tokyo  1日ゲスト指導

Malvern College Tokyoのクロスカントリーチームに向けてゲスト指導を行いました。コーチのMs.Grantham とはSeisen International Schoolの生徒を指導していた時からの知り合いです。

International Schoolとの関わりは2019年になりますが、今だに制度をよく分かっておらず、いろんなグループがるようです。
こちらはイギリス系のスクールでブリティッシュ英語が聞こえてきます。

彼女からの招待で今回のゲスト指導にいたりました。継続的に教えることができる場合と今回のように一日で行う場合はやはり目的や大事にしたい点が異なります。

色んなことをレクチャーしたいと思う一方、一回の練習であれこれやりすぎると振り返る点が多くなりすぎて、かえって混乱をまねくかもしれません。

もう一つの問題点は個別の指導を英語でやることはありますが、集団指導を英語で行うのは慣れていません。
どんなランニング指導を行うか以上に自分の英語の練習を繰り返しました。
よくよく考えると、英語が上達してきた大きな理由は「今の英語力じゃちょっと足りないぞ」というシチュエーションがやってきて、その度によりブラッシュアップするかという気持ちで学び直しをやってきたからだと思います。
走ることのおかげで英語も上達してきましたが、まだまだだなというのを毎度痛感してます。

準備運動、動きづくりのドリルはシンプルにまとめました。
簡単そうに見える動きも、実際やっていみると上手くできずに苦戦する生徒もいます。それでも「できそうだけど、うまくできない」この絶妙なラインにやり甲斐があったのか楽そうに取り組んでくれました。

ドリルの後は学校周りの約2.5kmをウォーミングアップジョグ。
ここでは女子生徒の2人が前に行きます。思ったよりも速く走るので、大丈夫かなと思いましたが、会話をしながら走れているのでそのまま走ってもらいます。
その人にとって楽なペースかどうかを見る一番の基準は会話ができるかどうかだと思います。

ここからはメインの練習である300mを8本行うインターバル走です。
どれだけ追い込めるかではなく、自身の体力にあった適切なペースの見つけ方を教えることが目的です。

私が先頭に立ち走ります。引っ張るというよりは1本目に飛ばし過ぎて後半に失速するのを防ぐためです。
「4本目までは前に出ないように。4本目が終わって余裕があったらそこからペースを上げてみる。きつかったらそのペースを維持する」と伝えます。

1本、2本と本数が終わります。「前の練習よりはキツくない」そんな声が聞こえてきました。
そうやって、「あっ、このペースならできるかも」と気づきを得てもらうことが大事なので、このような言葉が聞けたのはよかったです。
4本目が終わり、2、3人の生徒が前に飛び出します。
そのまま私に後ろについてくる生徒、少し離れ出す生徒、がと色々です。

8本目が近づいてくるとみんな元気が出てきます。
最後は誰もが頑張れるから、7本目(最後の一つ手前を頑張ってほしい)と普段から伝えることはよくあります。

中長距離走の練習は、特にこの年代には、心身ともにしんどいものが多く、やっている最中に楽しいとは感じにくいと思います。私がこの年代の頃を振り返ると毎回嫌々走っていました。それでも、途中からリズムを掴んでくると自ら頑張り出しているので不思議なものです。次はこのくらい走れるかも、など練習が終わった後に気づきを得た瞬間、それを次回実行してみよう(レースならこの記録狙えるかもなど)と考える時が楽しかったのかもしれません。

トレーニングを上手に走る。走る練習を拷問と思わずに取り組めるようになった時が1番の変化が出る時かもしれません。

色々学ばせてもらったのは私自身かなと思いました。
このような機会を設けてくれたMalvern College Tokyoに感謝です。





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