昨年に引き続き2度目の仙台国際ハーフマラソンに出場してきました。
天気は全体的に曇りがかっていていましたが、日差しが時折差し込み、暑さもやや気になります。それでもホテルを出た時から暑さを感じた昨年に比べるとだいぶマシでした。
今年は陸連登録の部でエントリーをしたため、ウォーミングアップを競技場内でできたことは助かりました。Aブロックのため、招待選手、エリート、その後方からスタートできることもあり、スタートの整列にもある程度は余裕が持てました。
さが桜マラソンの時も、去年のレースでも、早く整列をするか、アップをどのタイミングでするかなど、ここ最近のレースの悩みどころです。
25分ほど前にスタート地点に行くと、すでに多くのランナーが整列していました。Aブロックの後方からのスタートです。
作戦では女子選手の先頭についていければと考えていましたが、スタートのロス、人混みを抜けるまでにどのくらいかかるかで、当初の作戦が実行できるかが決まります。
スタートの号砲とともに時計を押します。スタート地点まで13秒。ただ周りに囲まれてすぐにはスピードを上げることができません、様子を見ながら少しずつ人の間を縫うように前に進みます。
スタートして数百メートルで左折し、すぐに橋を上ります。上り終えて、下り坂に入る頃には道の端側にスペースもできて、ここから自分のペースを掴んでいきます。
最初の1kmは3分49秒。3分20-25秒の間で進みたいと考えていたので30秒近く遅れていますが、ここで焦ってしまうと全て台無しなので(去年はこれよりも遅れ焦ったことから3kmで疲労困憊になってしまいました)、走りのリズムを作るところから。
1.7km地点で第一回目の折り返し。折り返しのタイミングで女子の先頭との差を確認しますが、40秒くらい離れているので、追いつく作戦はここで断念。
折り返すと向かい風に変わります。こうなるとなんとか集団の後ろにつきたいところ。幸いにも大きな集団が、と切れと切れに形成されているので、集団の後ろについて風よけにし、少し遅いと感じたら次の集団に追いついての繰り返しで進みます。
橋や高架下など地味なアップダウンが小刻みにくるのと、向かい風で5kmくらいで地味に脚にダメージが蓄積。
7kmくらいまでくると1km3分30秒のペースをやや切る、10人ほどの集団に追いついて一緒に行くことに。目標よりは少し遅いペースではあるものの、一人でこれ以上のペースで行く余裕はありません。
10km過ぎに2回目の折り返し地点。
ここからはしばらく平坦または追い風になったのか、やや下っているのか、はっきりはしませんが、身体が軽くなり余裕が出てきます。
余裕が出てきた=ペースダウン、といことも考えられますが、ラップを見ても特に変わっていません。これは気持ち的にも助かります。
コース的は8kmくらいまでの小刻みなアップダウン、向かい風の区間が多めだったことで、きつさをより感じたのかもしれません。
集団も徐々に小さくなり、時折誰かがペースを上げて飛び出し、また集団が追いつくような展開もあります。
15kmあたり下り坂。その少し先にゴール地点である競技場の前に戻ってきます。
ゴールまで近いようであと6km。この時にどう考えるのかでこの先6kmの感じ方が異なるように思います。
去年は「もうすぐ」と考えてしまい、競技場から思った以上に遠ざかっていくため精神ダメージが大きかったです。
競技場前を通り、左折、右折、左折をして数百メートル走り、3回目の折り返しにたどり着きます。折り返してくるランナーとすれ違うため、どうしてももうすぐ折り返しのように感じてしまいます。
16km過ぎにある、急ではないけど地味に長い上り坂がこれまたきつい。
最後の折り返しを過ぎるとまた追い風に変わったのか少し身体が軽い。さらに16km過ぎに上ったことを考えると、もうすぐ下り坂がくるという安心感。これが逆ならしんどいところです。
この時点では、どのくらいのペースで走っているのか、ゴールタイムの予想もよく分からなくなったので、力を出し切ることだけで考えて走ります。
追い風(おそらく)、下り坂の勢いをつけて19km,あと2km地点を通過。また競技場前を通過しますが、ここから大回りして反対側から競技場内に入ることになります。さっき19km通過したばかり、このまま競技場に入るはずは普通に考えればあり得ないのですが、この苦しい局面、当然考えも普通ではありません。
ぐるっと回って、敷地内に入り、そこから競技場のトラックへ。ここから400m弱。
競技場がゴールの大会は色々とありますが、入ってから500m、400m、300mなど異なります。直線だけの100mの場合もあります。これも気持ち的に大きな違いをもたらします。分かっていても。
ラストスパートがかかっているかどうか、よくわからないですがここまで来ると後ろから抜かれたくはないのが心情です。
記録は1時間13分を少し切ったところ。良いとも悪いとも言い難い、まあ無難に走りきったかなというのが本音です。
大会に出るとなると指導をしている人たちが記録のアップデートを追跡しているので下手な走り、目標の記録が出ないからといって諦めたレースはできないというのがあります。
ゴール後を終えるとすぐに着替えて、指導をする方のゴールを待ちます。意外と応援で見つけるのは大変で発見できず。大まかの予想タイムは数分過ぎたので流石にゴールしていると思い競技場のゲートへ向かうことにしました。
今度はすんなり見つけることができ、どうやら1分ほど自己記録更新。
教えている人たちが一緒に出場すると、自分の結果がどうだとかは一旦おいてすぐにそっちに気持ちが切り替わるので、楽しみが増えた気分です。
正式結果は以下のようになりました。72分は切りたかったところですが、ネットでも40秒届かず。

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